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加藤良子(かとう ながこ)

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加藤良子(かとう ながこ)
千葉県柏市のコワーキングスペースを拠点に活動しているママライター。街の紹介冊子や商店街マップ等を多数制作してきた。その経験とともに発達した触角(食覚?)をフルに動かして、「美味しいお店・素敵なお店」を探し当てるのが特技。最近は1人でも飲みに行けるようになっただけでは満足できず、「誰かを連れて行きたい!」という衝動のもとで足繁く夜の街に繰り出している。1日の3/4を柏で過ごしているのに「愛してるのはガンバ大阪」という謎の自称・飲み食い道楽女子。

Vol.8 心を耕す体験型リゾート「奥手賀ツーリズム(KingfisherGarden & numa cafe)」

time 2017/06/15

Vol.8 心を耕す体験型リゾート「奥手賀ツーリズム(KingfisherGarden & numa cafe)」

夏はキャンプやバーベキューなど、屋外でのレジャーが楽しい季節。遠くまで観光に行くのもいけれど、実は結構身近なところにもアウトドアを満喫できる場所があるのです。首都圏にある自然湖・手賀沼湖畔に昨年オープンした、今、注目の体験型リゾート「奥手賀ツーリズム(KingfisherGarden & numa cafe)」をご紹介します。

普段の暮らしの中に“心を耕す”フィールドを求めて


柏市、我孫子市、白井市、印西市など、千葉県の北部地域にまたがり、かつては鴨猟や鰻の水揚げなどが盛んだったという手賀沼。大正時代は湖畔に白樺派の作家や芸術家(志賀直哉や武者小路実篤など)の別荘もあり、当時はいわゆるリゾート地として愛されてきた地域でもあります。生活圏内にあるため、地域の人々の間ではお馴染みの沼ではありますが、今まではわざわざ1日かけてレジャーに行くという雰囲気ではありませんでした。そんな手賀沼の東端に昨年オープンしたのが「奥手賀ツーリズム(KingfisherGarden & numa cafe)」。もともとフィッシングセンター(養魚場)として親しまれていましたが、一部を残してバーベキューガーデンや農園、ドッグラン、カフェなどを併設した体験型リゾートにリニューアルしました。bbqimg3
ヨーロッパでは、「コロニーガーデン」と呼ばれる、都会を離れて緑の中で休息するライフスタイルが親しまれていますが、それは遠出して行くような場所ではなく、住まいの近くにあって、いつでも自然を楽しむことができる…生活の一部と言ってもいい場所です。それを実現するために「奥手賀ツーリズム」が企画されました。


久しぶりに来る友人を、家でもてなすような料理


「奥手賀ツーリズム」中のバーベキューガーデン「KingfisherGarden」と「numa cafe」のシェフ古平賢志さんは、もともとは大学卒業後、和食、フレンチ、スパニッシュのサービス担当から大手コーヒーチェーン店のエリアマネージャーなどを経験してきた接客のプロ。さまざまな業態で接客や運営をしながら、一方で食ユニット「Teshigoto(テシゴト)」の代表・食空間プロデューサーとして、飲食店のコンサルティングやケータリング、食のワークショップなども行ってきました。その手腕をかわれ、メニュー開発など、一から立ち上げるプロデューサーとして「KingfisherGarden」と「numa cafe」の運営を任されています。

_mg_5928■「KingfisherGarden」と「numa cafe」のシェフ古平賢志さん。運営会社のEDGE HAUS からの信頼も厚い

「バーベキューというと、ただ普通に食材を買ってきて焼くだけというイメージですが、それだけでは心は耕せない。それに、単においしいものを食べたいのなら、レストランでプロの料理を食べる方がいいわけで…じゃあ、ここに来る人は何を求めてくるんだろう? そもそも僕たちは何をしたいのか? と考えると、『おもてなしをしたいんだ』って思ったんです。自分の家においしい採れたての野菜があって、それを料理して久しぶりに来た友人をもてなす。そんな世界観をメニューに反映したいと思ったんです」。

visual5visual■イメージは“イタリアのバーベキュー”。少しずつ自分たちらしく変化している。彩り豊かな野菜と肉や魚が焼きあがる様子は、見ていてテンションがあがる

 

visual6■ダッチオーブンやロードトップグリルなど、おしゃれで本格的な器具を使うこともアウトドア料理の醍醐味

「KingfisherGarden」の中には、コーヒースタンドもあり、特製ホットドッグ、ハンドドリップコーヒー、自家製レモネードなど、こだわりのオリジナルメニューを随時楽しむことができます。中でも人気なのが自分で作る「DIYハンバーガー」。青空の下で自分で焼きながら作る体験型メニューです。今後も自分で焼くパンケーキやハンドドリップコーヒーなどの“自分で作る”メニューを提供していくとのこと。こちらは予約なしでもできるため、バーベキューガーデンよりも気軽にアウトドアクッキングに挑戦できるのが好評です。024
今後、「KingfisherGarden」では敷地内の農園で収穫した野菜を使ってカレーを作ったり、アースオーブンを使ってピザを焼くなどのイベントも企画する予定。体験を求めて訪れるお客様のために、どうしたら喜んでいただけるかをいつも模索しているのだそうです。

025■無農薬のレモンを使った自家製レモネードは年齢問わず人気

野菜は生き物だと感じてもらえるメニュー


一方、屋内でゆっくりできる「numa cafe」は、壁や床、カウンターテーブルなど内装のほとんどがDIYでリノベーションされています。こちらのメニューは地元野菜をたっぷり使ったカレーや野菜そのものを味わえるプレート、そして季節のデザートとオーガニックコーヒーなど。「安定した味で提供できるメニューではありますが、季節によって食材が変わるので、同じカレーでもその季節の味を楽しんでいただけるようになっています。もちろん、ベジタブルプレートはその時の特徴ある野菜を入れるので、来ていただくタイミングでいろいろなものを食べていただけると思います」。

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仕入れのためにいろいろな産直販売所を訪ね歩くため、野菜の品定めが趣味のようになってしまったという古平さん。「産直販売所に行くと、季節の野菜や果物のサイクルがよくわかるんですよ。出始めは小ぶりだったものが、季節の終わりになるとどんどんサイズが大きくなったり、野菜は生き物だなって改めて感じるんです。その“生き物感”をメニューに反映できたらと考えています。古着屋さん巡りが好きなのですが、それと同じくらい野菜を見てまわるのが趣味になってしまいました(笑)」


_mg_5852■野菜とスパイスで作ったルーをベースにたっぷりのバターと上質な鶏肉を加えて煮込んだ「バターチキンカレー」。定番ではあるが、今は旬のトマトを増量。トマトの旨みいっぱいの一品に。器は基本的に「土臭さ」「温かみ」あるものをセレクト。

_mg_5848■彩り豊かな旬の地場野菜の本来の味わいや甘味を楽しめる「ファーマーズプレート」。野菜一つひとつが持っているストーリーを噛みしめていただきたい。茨城・守谷の天然酵母パン「8CAFE」のパンと、自家製グラノーラ付き。野菜の色味が映える素朴な木製のカッティングボードに盛り付けて。


img_8056■カフェタイムに人気の「本日のコッペ」は、表面サクッと中はフワッとした「8CAFE」のコッペパンに、季節の果物とベストマッチのソース等。同じイチゴでも出始めか終わりかで餡子やクリームの甘さを調節している。


お客様とスタッフで作り上げていく“発展途上カフェ”


「奥手賀ツーリズム」を企画した当初、ターゲットは「遠方から訪れる30~40代の新しいことが好きなグループやファミリー」と思っていましたが実際に始動してふたを開けてみたら、昔から住んでいる地元の方や新しく住み始めた60代の富裕層、そして子ども連れのファミリーが多いのだそうです。手賀沼周辺に住む方が、週3回くらいの頻度で散歩ついでに寄ってくれたり、「昔の思い出が蘇ってくるから、懐かしくて」と言って来てくれる方、DIYで作り上げていく過程から見ていて、いつも心配してくれる方…「危なっかしいな、大丈夫かな?って…素人が一生懸命店を作ってる感じと、なんかあいつら面白い事してるなってお客様が気にかけてくださるんです。そしてその助言をスタッフがしっかり伺って、一緒に手探りで店を作り上げていく感じが“発展途上カフェ”かなあと」。いつかは自分は手を放さなくてはならないことがわかっているだけに、スタッフにはできるだけ自分の考えを押し付けず、自ら考え、みんなで話し合い形にしていくようにしている。でも、スタッフがもともとこの道のプロなので、安心して任せていると古平さんは語ります。いつきても何かが変わっている。進化している「奥手賀ツーリズム」。これからの発展っぷりに注目です!


_mg_6128■スタッフの小川さんはフリーの料理家。野菜のメニューは彼女の得意分野だ。

さて、ここはやっぱり大勢でワイワイと昼から夕方のサンセットをワインを飲みながら楽しんで、暗くなるまで外で飲みたいです。もちろん、一人でボーっとしにくるにもおすすめですよ。

 

「奥手賀ツーリズム(KingfisherGarden & numa cafe)」023
住所:千葉県柏市曙橋1
TEL:04-7157-0831 
※バーベキューは要予約
営業時間:火~日曜・祝日
KingfisherGarden/10:00~16:30(L.O.15:30)
numa cafe/11:00~17:30 (L.O 17:00)
定休日:月曜
アクセス:JR常磐線「天王台」駅南口より坂東バス「18系統 外廻り 湖北駅南口行き」に乗車。_mg_5837「湖北台6丁目」バス停下車徒歩約15分。
※駐車場完備(120台・無料)
HP:http://www.okutega-tourism.jp/



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