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加藤良子(かとう ながこ)

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加藤良子(かとう ながこ)
千葉県柏市のコワーキングスペースを拠点に活動しているママライター。街の紹介冊子や商店街マップ等を多数制作してきた。その経験とともに発達した触角(食覚?)をフルに動かして、「美味しいお店・素敵なお店」を探し当てるのが特技。最近は1人でも飲みに行けるようになっただけでは満足できず、「誰かを連れて行きたい!」という衝動のもとで足繁く夜の街に繰り出している。1日の3/4を柏で過ごしているのに「愛してるのはガンバ大阪」という謎の自称・飲み食い道楽女子。

Vol.37 バーは心の翼を休める“とまり木”「Bar Plat」

time 2021/07/05

Vol.37 バーは心の翼を休める“とまり木”「Bar Plat」

コロナ禍による飲食店の営業制限が続く中、窮地に立たされたのはお酒をメインメニューとする店。特に料理を提供していないバーは休業せざるを得ない店も多かったようです。今回ご紹介する「Bar Plat」は、そんな中でも休業せずに創意工夫をしながら営業を続けてきました。どうやって乗り越えてきて、これからどんな方向に向かっているのでしょうか?

※今回、撮影用にマスク等を外していただきましたが、通常営業時はスタッフさんもマスクを着用されており、カウンター前と席間にはアクリルのパーテーションが置かれています。

柏で20年のオーセンティックバー「Bar Plat」

一概に「バー」といっても、スナックやショットバーのようなカジュアルな店からこの「Bar Plat」のようなオーセンティックバーまで実にさまざま。実は柏駅周辺にはオーセンティックバーが数多くあって、その中でも老舗ともいえる「Bar Plat」は昨年20周年を迎えました。

ちなみにオーセンティックとは、「本物の」という意味。カクテルやウイスキー、ブランデーなどお酒の提供をメインとして、さらにカクテルを作る技能やお酒について高い知識を持ったバーテンダーがいる本格的なバーです。
ここ「Bar Plat」でもNBA(一般社団法人 日本バーテンダー協会)に所属し、技能競技大会にも出場しているバーテンダーが大きなカウンターの中から迎えてくれます。

■広めのカウンターは19世紀半ばのアメリカの古木をつかったもの
■カウンター11席とテーブル2席、奥にはBOX4席と広々とした店内。席を減らしている場合もあり

研究熱心な若きバーテンダーによる新作モクテルとスイーツが目玉に

吉田健太郎さんは学生アルバイトからPlatグループに入って7年、大学在学中からバーテンダーを目指し、今では「Bar Plat」のメインバーテンダーとして活躍しています。

「22歳のころからソリトでアルバイトを始めてから、ずっとお客様には可愛がっていただいています。先輩方と一緒にカウンターに立って勉強してきましたが、もともと何かを作ることが好きなんですね。カクテルもですが、お菓子なんかも作るのが好きでコロナの自粛期間に入ってから自作の焼き菓子などをお出しできるようになりました」と吉田さん。お店に立ちながらカクテルコンペティションで受賞するなど、カクテルの創作や技術向上にも力を注いでいます。

「先日まではアルコールの提供ができなかったため、ノンアルコールカクテル(モクテル)やコーヒーなどをお出ししていました。また、それらに合うお菓子を作っていたのですが、これがお客様からも好評だったので、今後も続けたいと思っています」
お酒を使わないカクテルの素材は、フレッシュフルーツやシロップ、ハーブ、ソーダなど。店に置くシロップの種類がこの数か月ですごく増えたそうです。吉田さん作のお菓子はフロランタンやロールケーキなど、カクテルで鍛えられたデコレーション技術も活かされています。

昼間からの営業とノンアルコールとなったことで、車で来店する方や、お酒が飲めなくて今までバーに来にくかったという若いお客さんが増えたとか。
「常連のお客様も、リモートワークになって家で仕事をしていると息抜きに来たくなると言って、話をしにわざわざ家からお越しいただけたりして、とても嬉しかったです」と吉田さん。コロナ禍になって思いがけなくバーの存在意義を改めて感じた人も多かったのではないでしょうか?

チャレンジ&フレキシブルにコロナ禍を乗り越える

オーナーの松本克敏さんは、「Bar Plat」以外に以前ご紹介した同じくオーセンティックバー「Bar Trias」とコーヒー豆焙煎販売の「ソリトマーゴカフェラボ」(柏の葉キャンパス)、「ソリトマーゴカフェ」、の4店舗を経営しています。

「アルコールがだめでも、コーヒーを主軸にした姉妹店があるので、Platでもおいしいコーヒーを飲んでいただけることができたのは良かったです。一時期、昼間はタバコとコーヒーが飲めるコワーキングスペースとしても使っていただいていました。同時に、カウンターの前と横にアクリルのパーテーションをつけて、アルコール消毒と店内の換気を徹底。ここはビルの2階にあるので、窓やシェードを開ければ明るくて空気の入れ替えも可能ですし、できる対策は全部やってきました」と松本さん。

■昼間営業時は店内も明るく

7月に入ってやっとアルコールの提供ができるようになりました。「Bar Plat」でもまたさまざまなカクテルやウイスキーなど、短い営業時間ではありますが、楽しむことができます。

■定番の「ジントニック」。これからの季節は炭酸のさっぱりとしたカクテルが人気
■カクテルの王様「マティーニ」。やっぱりこういう雰囲気がバーの醍醐味
■新しいカクテルの演出「フレーバーブラスター」も研究中。ハーバルスモークを閉じ込めたバブルをカクテルやノンアルコールのドリンクにのせて、驚きと楽しさをプラス

続けてきた理由は“心のよりどころを無くしてはいけない”という気持ち

自粛になっても、アルコールNGになっても営業し続けた理由はなんでしょう?
「実はバーにいらっしゃるお客様はお酒を飲むことだけを目的としていない方が多いのです。今までの生活だったら、仕事とプライベートの間にあるスイッチみたいな…。仕事で嫌なことがあっても、ここで気持ちを切り替えて家に帰る、そんな場所でした。逆にコロナ禍になってからは家で仕事をしていて、しかも一人で。だから誰かと話したい、そうして気分転換する場所を求めて来られる方のために、リフレッシュの場としてバーはあり続けるべきだと考えています」
カフェなども息抜きはできるけれど、カウンター越しにバーテンダーと話ができるというのはバーならではの良さだと松本さんは言います。

そして、もう一つの理由。
「休んでいると腕が鈍るんですよ。バーテンダーの所作は日々の積み重ねですね」と吉田さん。そうだ、バーの良さはそこにもありますね。カクテルという芸術作品ができるまでを見ながら、その場の空気感を楽しめる…まさに大人の愉しみなんです。

自粛期間は同席する人数制限もありますが、バーは逆に安心です。1人で行けるし、一緒に行ってもせいぜい2人。さらにカウンターなら向かい合いません。目線をバックバーのボトルに置いて話せるバーは打ち明け話に向いているのです。2人だけで話したい、という誰かを誘って行きませんか?

「Bar Plat(バー プラット)」
住所:千葉県柏市柏2-8-5やまもとビル2F
電話番号:04-7162-4862
営業時間 :
(6/21~7/11)
月〜金曜 16:00〜21:00
土・日曜 15:00〜21:00
アルコール提供終了 20:00
定休日:水曜
(通常営業時間)
月〜土曜、祝前日の日曜19:00〜26:00
定休日:日曜
アクセス: JR・東武野田線「柏」駅東口より徒歩7分
HP:https://ja-jp.facebook.com/platkashiwa/
※緊急事態宣言発令等により営業時間・定休日が変更になることがあります



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