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加藤良子(かとう ながこ)

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加藤良子(かとう ながこ)
千葉県柏市のコワーキングスペースを拠点に活動しているママライター。街の紹介冊子や商店街マップ等を多数制作してきた。その経験とともに発達した触角(食覚?)をフルに動かして、「美味しいお店・素敵なお店」を探し当てるのが特技。最近は1人でも飲みに行けるようになっただけでは満足できず、「誰かを連れて行きたい!」という衝動のもとで足繁く夜の街に繰り出している。1日の3/4を柏で過ごしているのに「愛してるのはガンバ大阪」という謎の自称・飲み食い道楽女子。

Vol.35 『今あるルンビニは、どの店も閉店させない!!』コロナに負けない店づくり「アジアンダイニング ルンビニ おおたかの森店」

time 2021/03/08

Vol.35 『今あるルンビニは、どの店も閉店させない!!』コロナに負けない店づくり「アジアンダイニング ルンビニ おおたかの森店」

見渡せば色とりどりの花が咲き始めて、すっかり春を感じるようになりました。しかし、未だコロナ禍による影響は大きく、ギリギリのところで頑張っている飲食店も多く見られます。そんな行き詰った空気の中で、昨年末、久しぶりに明るい話題が飛び込んできました。柏市街地でお馴染みの「ルンビニ」が、流山おおたかの森駅近くに新店舗をオープン。さっそく伺ってきました!

新しい街・流山おおたかの森に、柏でお馴染みの「ルンビニ」がオープン

最近、流山や南柏辺りに新店舗が続々できていて、行ってみたい店が増えるだけでなかなかこのご時世行けなくて焦るばかりです。特に「流山おおたかの森」駅の周りは訪れる度に景色が変わっていて、開発が進んでいることが目に見えてわかりますね。
さて、今回は2020年12月におおたかの森駅からすぐのところにオープンした、「アジアンダイニング ルンビニ おおたかの森店」もピカピカ新しいビルの1階の路面店です。

■ルンビニの他の店舗とは趣が異なり、新しい街に馴染む雰囲気
■広々、明るく広い店内。おおたかの森のお客様層にあわせた内装
■タイル張りの大きな壁面以外はコンクリート打ちっぱなしのモダンな感じ
■ファミリーでの利用にピッタリな窓側のコーナー席
■カウンター席もあるので、お一人様はこちらで

シンプルな中に意外とハマっているアジアンな装飾品が素敵です。では、オーナーの佐々木麻子さんにお話しを伺いましょう。

新型コロナに負けていられない!と立ち上がった「あすチケ柏」

「ルンビニ」の最初の店、新松戸店がオープンしたのは1995年。その後柏、東陽町(フランチャイズ)に進出。24時間年中無休の眠らない店、「いざとなったらルンビニがある」と、柏市民にも頼りにされてきたお店です。

■オーナーの佐々木麻子さん。
3人のお子さんを持つお母さんでもあり、
大勢のネパール人スタッフにとっては頼れるリーダーでもある。
気さくで楽しい人柄にファンも多い

「コロナ禍になる前までは24時間営業をしてきて、何時でもちゃんとしたご飯を食べられると頼りにしていただいていました。また、ベリーダンスやライブなどのイベントもご好評いただいていて、食べるだけでなく、人と人が交流できる場として親しんでいただける店にしたかったのですが、この状況下なので営業時間の短縮とかも仕方ないですね」と佐々木さん。

昨年春、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための緊急事態宣言が発令されてから、全国の飲食店が存続の危機に陥っていた5月、柏市内の飲食店も「なんとかしなければ!」と立ち上がったのが「あすチケ柏」で、先駆けて声を上げたのは佐々木さんでした。
「あすチケ柏」とは行政も巻き込み、柏市内約250店舗が参加した飲食店を応援するクラウドファンディング。結果、約4000人の支援者による支援額4500万円という大成功を収めただけでなく、「コロナに負けない!負けないでほしい!」という市民の気持ちを集結させ、これからまだまだ続く大きな波をみんなで乗り越えて行くため、足並みを揃える指針となったのではないかと思います。

その後、家賃支援給付金制度への署名運動、柏独自のデリバリーサービス「ウチめし柏」の実行委員など、「何もしないで負けてはいない、なにが正しいのかわからないけれど、やれることをいやるしかない」という気持ちで、佐々木さんは日々新しいことも積極的に取り入れています。

「少なくとも自分と自分の家族や大切な人たちを守るために、心を燃やしてできることはたくさんあるはずです」と佐々木さん。カッコイイ!

おおたかの森店はちょっと特別!?

それにしても、おおたかの森店を作るというのを聞いて、だれもがビックリしたと思うのですが、なぜ、今流山に新店舗を作ったのでしょうか?

「今まで、何度も失敗もしてきたし、先日、神田店をクローズしたこともあって、私はまさか新店出すなんて思ってなかったんです。でも、神田の店長だったサントスが『もっと頑張りたい!』と、すごく一所懸命に次の店のオープンを考えてくれていて、いくつか見つけてきたのですが、タイミング的におおたかの森にしようということになりまして。エリアを調査していたら、この辺りに競合店が無いこと、これから人口が増えていくことなどもわかり、前向きに進めていくことができました」

■店内の装飾や調度品、食器や機材は神田店などで使っていたもの

おおたかの森に出店してみて、住民さんの反応などいかがでしたか? 他のエリアとは違うこととかありますか?

「実際に始めてみると、柏や新松戸とはまた全然違う反応があって驚きました。若いファミリー世帯がほとんどなこともあり、ネットでのやり取りに慣れていらっしゃるというか…LINEでのご予約やテイクアウトの注文などすごく多いです。ポスティング広告への反応も高いですね。なので、緊急事態宣言下の営業スタイルが合っていて、ここに出店して良かったと思っています」
そうなんですね。メニューも違うものがあるんですか?

「はい。おおたかの森店でしか食べられないものがありまして、『ビリヤニ』と『スパイスカレー』なんですが、これを食べに柏からいらっしゃる方もいます。ビリヤニとスパイスカレーは単純に流行っているからやってみようと(笑) ビリヤニはインドやネパールにそもそも昔からあるものなので、ルンビニだったらどう提供しようかと考えて、この組み合わせになりました。ライタを添えるのはどこでもそうなのですが、アチャールはネパールのものにしました」

多くのお店ではチキンならチキンビリヤニ、マトンならマトンビリヤニとして炊き上げますが、どちらも捨てがたいと、ルンビニではチキンビリヤニにマトンカレーを添えるというふうにして、チキンビリヤニ、マトンカレー、アチャールをそれぞれ自分の好みで混ぜ合わせながら味の変化を楽しめるようになっているのだとか。

■ビリヤニセット1,480円(税抜)※テイクアウトも可
チキンビリヤニ(お米とスパイスの炊き込みご飯)
、ライタ(インド風ヨーグルトサラダ)、アチャール(インドの漬物)、マトンカレー(羊肉のカレー)、店内のみドリンク(+200円でアルコールに変更可)

「スパイスカレーに関しては、『スパイスカレーとはなんぞや?』というところをスタッフに理解してもらうところからでした。彼らにとってはカレーがそもそもスパイスで作ったものなので、わざわざ『スパイスカレー』と謳う概念がよく理解できなかったんですね。実は私もそうでした(笑)」
スパイスカレーを扱うにあたり、雑誌の特集やWEBサイトを参考にしたり、お客様におすすめのお店を聞いてみて何軒か食べ歩いてみて、「ああ、こんな感じね。だったらうちはこうかな」と研究を重ねてルンビニのスパイスカレーの味を作ってきたそうです。

■スパイスカレー(チキンレッグ1本入り)※テイクアウト可
黄金サフランライス、アチャール2種、店内のみドリンク(+200円でアルコールに変更可)

また、「ファミリーコース」や「ピクニックボックス(テイクアウトのみ)」などもおおたかの森だけの限定メニュー。エリアの特性であるファミリーを重視したメニュー構成になっています。

■ファミリーコース(2名分~)6,500円(税込) ※テイクアウト可。カレー2種、パッタイなど全8品
■ピクニックボックス1,000円(税抜)
アジアンダイニングが提案するピクニックボックス。チーズナン、ハーフ&ハーフケバブ、マサラポテトフライ
■基本のカレー弁当500円(税抜)
選べるカレー(チキンバター・ベジタブル・キーマ・エッグ)、ライス(白orサフランライス)、アチャール(インドの漬物)

新店舗でも頼れるベテランスタッフがちゃんと回してくれているから安心

さて、「ルンビニおおたかの森店」の店長はサントスさんです。サントスさんは神田店を任されていたのですが、9月に店舗大家さん側の都合で神田店をクローズ。その後、新店舗を出すべく様々な場所を調査して奮闘していました。

■「ナマステ!」とサントス店長。お客さんからも人気が高い

「先日はランチタイムに外にお待ちいただくくらいお客様にお越しいただきました。だいぶ皆さんに知っていただけるようになったみたいです。テイクアウトもたくさん予約いただいていて、とてもやりがいを感じています。ここのスタッフは神田店から一緒にやってきた仲間なので、不安無くオープンすることができましたね」とサントスさん。
店長として、店舗の運営だけでなく、新商品の開発にも力を入れています。今後、テイクアウト商品を厚くするために、持ち歩きやすく、食べやすいものなど、試行錯誤しているそうです。
「おおたかの森店は、私がいなくても彼らがちゃんと回してくれているから安心なの」と佐々木さん。

■「マンゴーラッシー」はルンビニどの店でも人気NO.1ドリンク。これはお得なメガサイズ
■固めプリン好きにはたまらない「ベトナムプリン」。カレーなどの辛い料理のイメージが大きいルンビニだが、実はスイーツも充実。サントスさん開発の新しいスイーツが生まれるかもしれない

通信販売、コラボレーション、さまざまな方向に展開していく「ルンビニ」

また24時間営業に戻りたいと、ネパール人のスタッフからは提案されているのだそうですが、「まだまだ今後どうなるかはわからないから、いろんな選択肢を考えないといけない」と佐々木さん。単純に営業時間を変えたりテイクアウトやデリバリーを増やすだけでは今後残っていけないと考えています。

「先日は限定チケット販売とか、他業種の店舗さんとのコラボレーションをやってみました。これから本格的に取り組むのは通販です。通販用のキッチンを用意したので、ネットショップなども展開していきます。あと、お弁当を他の場所に出品するなども考えています」

そんな佐々木さんも神田店のクローズや給付金申請など、ハードな毎日が続いたときは相当大変だったとか。
「でも、こうしておおたかの森店がいい感じに回っているのを見ていると、そういう苦労した思いも報われますね。大変だったのも忘れちゃう。きれいごとも偉そうなことも言える余裕はないけど、コロナに否応なく背中を押されて進み続けるしかないし、コロナにやられっぱなしはもうこのへんでおしまいにしたいですね。乱気流からタッチアンドゴーで急浮上したい」と佐々木さん。
2021年、「ルンビニ」からこれから何か出てくるのか? 楽しみですね!

暖かくなったら、「アジアンダイニング ルンビニ おおたかの森店」でピクニックボックスをテイクアウトして、楽器を持って、どこか広い公園にみんなでピクニックに行きたいなぁ。

「アジアンダイニング ルンビニ おおたかの森店」
住所:千葉県流山市おおたかの森西1丁目2-5 pipito 1F A
営業時間 :11:00~16:59(L.O. 16:30)、17:00~23:00(L.O. 22:30)
電話番号:04-7199-9810
定休日:年中無休(年末年始を除く)
アクセス:つくばエクスプレス「流山おおたかの森駅」駅西口から徒歩2分
HP:https://lumbini-otakanomori.owst.jp/

※緊急事態宣言発令等により営業時間が変更になることがあります



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