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加藤良子(かとう ながこ)

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加藤良子(かとう ながこ)
千葉県柏市のコワーキングスペースを拠点に活動しているママライター。街の紹介冊子や商店街マップ等を多数制作してきた。その経験とともに発達した触角(食覚?)をフルに動かして、「美味しいお店・素敵なお店」を探し当てるのが特技。最近は1人でも飲みに行けるようになっただけでは満足できず、「誰かを連れて行きたい!」という衝動のもとで足繁く夜の街に繰り出している。1日の3/4を柏で過ごしているのに「愛してるのはガンバ大阪」という謎の自称・飲み食い道楽女子。

Vol.32 おウチが柏の名店街に!「ウチめし柏」

time 2020/06/30

Vol.32 おウチが柏の名店街に!「ウチめし柏」

2020年、新型コロナの影響により私たちの暮らしは大きく変化しました。しましたというより、「せざるを得なかった」ではありますが…。ここ数か月、3密を避け、できるだけ感染リスクを抑えながら暮らすことがほぼ定着してきたように感じます。こうした新しい生活スタイルに沿った形で、飲食店は生き残りをかけた新規事業にチャレンジをしています。今回はその中でも持続的な取り組みとして、地域の飲食店が自ら立ち上げたデリバリーシステム「ウチめし柏」をクローズアップします。

“ウチで柏を食べるデリバリー”「ウチめし柏」とは…

4~5月、人々は巣ごもり生活のため、どこの街も閑散としていました。都内の企業は軒並みリモートワークを推進し、学校も登校できず、逆におウチの中は人でいっぱい。巷のお母さんたちは自分も仕事をしながら朝昼晩と全員のご飯を作って疲弊していた方も多いようです。また、街中の飲食店は通常営業ができず、このままでは店を閉めなくてはならない危機に。それでもなんとかしなくては…とテイクアウトの販売を始めていました。そこで、「こうした状況を少しでも改善したい!」と、柏の飲食店がタッグを組んで立ち上げたデリバリーシステムが「ウチめし柏」です。

■「ウチめし柏」は、このロゴの付いたバイクが目印!
■風澤さんも市内で羽田市場など5つの店舗の経営者。
自ら配達に行くこともあるのだとか

立ち上げから現在まで、そしてこれからの展望を実行委員長の風澤俊之さんに伺いました。
「実は、デリバリーシステムの立ち上げは以前から考えていました。そこに、思いがけなく新型コロナの影響で柏の飲食店が大打撃を受けたため、なんとか立ち上げを早くしなくてはと行動を起こしました。同じような流れが世の中のあちこちで起こってはいまして、先駆けた千葉、松戸は行政主導で始まったようです。我々は、当初民間事業として考えていたのですが、柏市では先に「あすチケ柏」という飲食店から声を上げて始まったプロジェクトの成功があったため、飲食店による実行委員会という形にしました。結果的にそれが多くの方から良い取り組みと賛同いただけたと感じています」

「ウチめし柏」は2月下旬から企画が始まり、柏市街地の飲食店の経営者8人で実行委員会を結成。5月上旬に参加店30店舗(6月末現在28店舗)でサービスをスタートしました。

「走り出したばかりのプロジェクトにもかかわらす、これだけ多くの店舗の協力を得たのは、これから世の中どうなってしまうかもわからないので、初期投資も無いし、とりあえず乗っかってみよう!という勢いがあったと思います。実行委員会の会議でも、注文を受けるのはどうしたらいい?レシートはどこが出す?など、決めることはたくさんありましたが、まずは全員ができる方法でということで、電話での受注&現金決済というやり方でスタートしました」と風澤さん。

■柏市観光協会主導の「#柏エール飯」とも連携

実際に「ウチめし柏」してみた!

では、「ウチめし柏」を利用するのはどうやって注文するのでしょうか?
注文方法は以下のとおり。


◆1店舗からの配達
1)チラシ・webから各店舗に電話をかけて注文する
2)約30~60分後配達
3)配達スタッフに現金で支払い
※注文金額/1,000円~(配達料含まず)配達料/500円(1配達につき)

◆コラボ配達(同エリア店舗に注文なら1回に2店舗まで同時配達が可能)
1)チラシ・webから各店舗それぞれに電話をかけて注文する
ご注文TEL時に「コラボ配達希望で、●●にも注文します」と伝える。
2)約30~60分後配達
3)配達スタッフに現金で支払い
※注文金額/1,000円~(配達料含まず)配達料/750円(1配達につき)

さあ、実際に注文してみましょう!!今回はコラボ配達にして、注文から回収、配達まで追跡取材しました。

■注文
「ウチめし柏」のWEBサイトに参加店舗が書いてありますので、そこから注文したい店舗のページを開きます。
5つのオススメメニューが載っていますが、店舗によっては公式サイトに飛んで配達できるすべてのメニューを見ることもできます。今回は「羽田市場」で刺し盛りを。「アジアンダイニング ルンビニ」で生春巻きとパッタイを注文します。
それぞれの店舗に電話をして、注文完了!

■受注
各店舗から「ウチめし柏」事務局に「○分後に料理ができます」と連絡が入ります。時間になったらスタッフがスタンバイ!各店舗に回収に向かいます。

■回収
まずは1軒目の「羽田市場」で刺し盛りを回収します。
「よろしくお願いします!」とスタッフさん同士。
実は配達スタッフも普段は参加店舗でアルバイトをしている方。作る側の気持ちもお客さんの気持ちもリアルに感じている立場だけに、配達する料理の扱いも丁寧だとお客さんからも喜ばれています。

保冷バッグに料理をしまって、次の店舗に向かいます。

■回収2軒目
2軒目は「ルンビニ」。電話の応対もばっちりだったサントスさんからスタッフに引き渡し。

傾かないように慎重にバッグに入れて、注文先に向かいます。

■配達
配達先に到着!
あとはお客さんに手渡しします。

「お待たせしました!」
「ありがとう~」
無事に2軒の料理が配達されました。

■コラボ配達はいろいろな味が一度に楽しめるのでとても便利

デリバリーだけにとどまらない!目指すは「サポートローカル」

これまで1か月500件弱。多い日で1日30件の注文を受けているという「ウチめし柏」。5月は自粛していて家にいる人が多かったため、件数も多かったのだそうです。
「あまり受注数としては多くないように思われますが、よくよく探ってみたら、どういうお店がテイクアウトやデリバリーに対応しているのか『ウチめし柏』のサイトを見て、取りに行ける範囲に住んでいる人がかなりテイクアウトに流れていたようなんです。それはそれでいいことなので(笑)」と風澤さん。
「ウチめし柏」の今後ですが、まずはアプリで注文から決済までできるようにしようと準備しているとのこと。自粛が解除されて、店舗営業が再開され忙しくなってきているため、アプリ注文で事務局が一括受注して手配できるようになると店舗の手数も減りますし、お客様も便利になりますね。
また、現在配達は3㎞圏内に限られていますが、タクシー会社が参入予定なので、そうなれば柏市全域になるということです。柏の葉で市街地の名店の料理を自宅で食べることも夢じゃなくなりますね。

「コロナが落ち着いても、このデリバリーシステムは継続的に運営していきます。デリバリーシステムだけでなく、テイクアウトや柏市の飲食店の製品を通信販売もできるポータルサイトを作っていく予定です。また、「デリバリー=動く」ということでこのシステムを「救援事業」にも応用できると考えています。例えば、お花やケーキなどもデリバリーできれば、要介護でなかなか外出できない方が欲しいものを買ってきてもらうことができるなど、ローカルピープル、ローカルビジネスを助ける「サポートローカル」を目指しています。
また、システムの運営も大手企業の力を頼らずに、あくまでも柏の企業の発展・集客のお手伝いをするために、集客力を付けたポータルサイトで売り上げUPの支援になればと思っています」。

自宅で柏の名店の味を楽しめるので、自粛だけでなく、家族のささやかなお祝い事にも使えそうです。今後の「ウチめし柏」に期待したいですね!

「ウチめし柏」
HP:http://uchimeshi-kashiwa.com/
営業時間:10:00~14:00、16:00~21:00
定休日:不定休
メール:info@uchimeshi-kashiwa.com



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