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加藤良子(かとう ながこ)

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加藤良子(かとう ながこ)
千葉県柏市のコワーキングスペースを拠点に活動しているママライター。街の紹介冊子や商店街マップ等を多数制作してきた。その経験とともに発達した触角(食覚?)をフルに動かして、「美味しいお店・素敵なお店」を探し当てるのが特技。最近は1人でも飲みに行けるようになっただけでは満足できず、「誰かを連れて行きたい!」という衝動のもとで足繁く夜の街に繰り出している。1日の3/4を柏で過ごしているのに「愛してるのはガンバ大阪」という謎の自称・飲み食い道楽女子。

Vol.27 憧れのあのお酒を家電量販店で朝から角打ち!?「ビック酒販 新宿西口店」

time 2019/08/08

Vol.27 憧れのあのお酒を家電量販店で朝から角打ち!?「ビック酒販 新宿西口店」

「角打ち(かくうち)」ってご存じでしょうか?酒屋さんの店頭で四角い升でお酒を飲むこと(升から飲む時、角に口をつけて飲みますよね)が語源と言われていて、お酒の販売をメインとしている店の一角で立ち飲みをすること(またはそれができる施設)が、「角打ち」なのだそうです。しかも角打ちって下町の商店街の酒屋さんのイメージが強いですが、なんと、家電量販店の中の大規模酒販コーナーでそれができるところがあるんです!今回はその話題の角打ち「ビック酒販 新宿西口店」をレポートしてきました。

正々堂々、朝から飲める大規模酒販の角打ちコーナー

昼夜問わず多くの人で賑わっている新宿。最近は外国からの観光客にも人気のスポットで、歩いていると、日本語よりも外国語の会話が耳に飛び込んでくる、実にインターナショナルな街です。新宿西口を出てすぐ、小田急ハルク内の「ビックカメラ」の2階の一角が2019年2月より酒販コーナーにリニューアル。同時に、店内で販売している商品がその場で飲めて、有料試飲ができる「試飲カウンター」がオープンしました。

ビックカメラ新宿西口店の2階。駅や西口高層ビル街方面からはペデストリアンデッキからのアプローチが便利
入口を入るとすぐに「試飲カウンター」が見える

取材に伺った時間は午後3時。いわゆるお茶の時間ですが、すでにカウンターは半分以上が埋まっていました。しかも女性が多い!ある程度女性が多いことは予想していましたが、お子さん連れの方もいてお酒を飲む場所としては明るい雰囲気です。

カウンター15席に立ち飲みテーブルが6台。各席には荷物かごも設置。店内ながら意外と周りが気にならない

「新宿西口という場所柄、平日はお仕事帰りの方が男女とも多いですが、休日午前中は『ここで一杯飲んでからランチ会に行きます』と、0次会利用される女性も結構いらっしゃいます。このコーナーができたおかげで、あまり家電量販店に縁がなかったという女性にも気軽に来ていただけるようになったことが嬉しいですね」とビック酒販新宿西口店の大宮友紀店長。
ビックカメラ内の酒販コーナー「ビック酒販」で、店内の商品がその場で飲める、いわゆる「角打ち」ができる「試飲カウンター」があるのは、2012年に第一号としてできた新宿東口「ビックロ」に続いて、赤坂、町田、そしてこの新宿西口店の現在4店舗。新宿西口店は店内リニューアルがあった今年、酒販コーナーができて「試飲カウンター」が設置されました。

「わからないことがあったらなんでも聞いてください!」と店長の大宮さん。黒のエプロンと腕章がお酒の案内が説明できるスタッフの目印

「試飲カウンター」はどんな風に利用できるの?

人気の「試飲カウンター」ですが、利用するにあたって、何かルールがあるのでしょうか?

■一人3杯まで(イベント時は除く)
■店内購入のワインや日本酒などのボトル持ち込みは1グループ1本750mlまで
※ウイスキーやスピリッツなどのアルコール度数の高い商品を除く
■30分まで

これらは、安いからと大量にお酒を飲んで酔っ払って他の人に絡む人や、長時間席を独占する人がいないように…利用する人みんなが楽しくお酒を飲むためのルールです。明るく開放的な店内で、さらにこうしたルールが設けられていることが、女性客やお酒初心者の集客にもつながっているのですね。

店内で購入したボトルを開ける時のルールはわかりました。では、「1杯だけでいいので試しに飲んでみたい」という場合はどうしたらいいのでしょう?

「こちらのメニューにあるものは1杯からでもお飲みいただけます。ウイスキーなら1杯30mlで100円から700円くらいまで。例えばシーバスリーガル18年が300円です。ワインは1杯60mlで、100円から1000円の間。店内で販売しているボトル価格も記載していますので、試飲して気に入ったら後で購入して行かれる方も多いです」と大宮さん。また、おすすめは入荷状況によって内容が変わる「日本酒飲みくらべセット(各30ml×3種類)1000円」や「ウイスキー テイスティングセット(各15ml×3種類)1000円」。それぞれ内容を見てみると、1000円で3杯はとってもお得!
また、ウイスキー好きとしては気になるのが「山崎テイスティングセット(シングルモルト・12年・18年 各15ml)2000円 ※お一人様1セット、なくなり次第終了」というもの。最近なかなかお目にかかれないジャパニーズウイスキーがこの価格でいいんですか!?

ちょっとお高めの商品が、1杯だけ安く味見できるのはありがたい。この「試飲カウンター」での利益は考えていないとのことだ

「贈り物を選ぶ時に、どういう味なのかを知りたい、あるいはいろいろなお酒の味を知りたいが、1本を自分のために購入するには高価すぎて買えないという方には、ぜひ試飲をおすすめしています」と大宮さん。その考え方は、実は家電購入時と同じだと言います。「家電も高価なものが多いですが、家電を買う時は店内で試すことができると安心ですし、実際に動かしてみたものの方が購入につながっています。それなら、お酒も同じじゃないか?“体験・体感”することで、商品を買うことへのハードルが下がるのではないかと考えたんです」。なるほど、確かに自分用にはなかなか手が出ないお酒でも、味も知らずに贈るよりは、きっと相手にも気に入ってもらえると確信を持てたものを贈った方が喜ばれますよね。

さあ、さっそく店内で角打ち体験してみよう!

では、カウンターで試飲してみます!今回は少量の仕入れで4種類のビールを提供できる「タップ・マルシェ」で、グランドキリンJPL、グランドキリンIPA、YONAYONA ALE の3種類を飲みくらべ。100ml×3で450円なので、気軽にいろんな味が楽しめると人気があります。

説明シートの上に乗せて提供されるので、飲みながらそのビールについて学べる。このシートは店のスタッフが考えて作っている
気に入ったら330ml(缶と同じ量)で飲みたい。「あわぢビール」など、ちょっと珍しいものが充実
こんなふうにその場で入れてもらえる
おいしい水や炭酸水は「こうして作っています」とビックカメラで取り扱っている浄水器やソーダメーカーで作っているものが飲める
「微炭酸にも強炭酸にもなります」目の前でソーダを作ってもらった

実は「試飲カウンター」では、飲みながら無意識に家電製品を体験していることになります。よく見ると、おつまみをあたためる電子レンジやコーヒーメーカー、冷蔵庫、ワインセラーまで、しかも値札もついています。
「カウンター内で使っている器具はすべて店舗で商品として取り扱っているものです。このように飲食にかかわる家電は、通常の売り場ではなかなか落ち着いてお試しいただけないものなのですが、『試飲カウンター』では実際に使うシチュエーションでリアルに体験して商品の良さを体感していただくことができます。宣伝効果だけではなく、お客様にとっても、納得して購入できるという良さがあります」。
確かに、目の前で使っているのを見ると欲しくなっちゃいますね。

酒販コーナーはまるでモデルルームのよう

酒販コーナーの中心にある「試飲カウンター」に座って見渡すと、周りはお酒とおつまみがズラリ!よく見るとそこにはお酒やおつまみだけでなく、家電や雑貨などお酒に関係のある家電などを一緒に紹介することで、「ああ、こういう風に使えばいいんだ」など“気づき”を与える効果があるようです。スタッフさんのアイデアがいっぱいで見て歩くだけでも面白く、まるで住宅のモデルルームにいるような感じ。

日本酒の近くには、お酒に合う食べ物を作る機器やお酒を使った料理の提案がされている
冷蔵庫にはビールや酎ハイが入っていて、本当に冷やしている
冷凍庫にはウイスキーと、ロックに使う丸氷が…
レストランやバーの店舗経営者向けの商品も
ワイン売り場にはソムリエの動画が見られるQRコードで、チェキの有効な使い方を飲食店用に提案
商品のワインが保管されているワインセラーにも入れる
割り材の近くにはスマートスピーカーが。カクテルの作り方をフリーハンズで調べることができるという提案

家電量販店を日常的に行く場所に

いわゆる酒屋さんの「角打ち」とどう違うのだろう?なんで家電量販店がお酒なんだとう?という疑問を持っていましたが、体験してみて納得です。お酒を売るためというのはもちろんですが、実は本業の家電にすべてがつながっているのですね。
「家電は毎日買うものではありませんよね。ですが、お酒は少量でも、毎日飲むことはあります。お酒を飲む、あるいは買うことでビックカメラに常日頃通ってもらい、お客様の日常の一つに加えていただきたい、という想いが『試飲カウンター』に込められています。お酒は重いから新宿からは買って帰れない、という方には配送サービスもございますので、ご安心ください」と大宮さん。うーん、ビックカメラ、すごいです(笑)

この「試飲カウンター」、私が普段よく利用している柏のビック酒販にも作って欲しい!そしたらウイスキー好きを何人か連れて行っちゃうのに…。新宿西口店も、やっぱりウイスキー好きに教えてあげたいですね。

「ビック酒販 新宿西口店」
住所:東京都新宿区西新宿1-5-1 新宿西口ハルク 2F 
電話番号:03-5326-1111
営業時間:10:00~21:00
定休日:無休
アクセス: JR・小田急線・京王線・東京メトロ新宿駅西口下車B16出口すぐ
HP:https://www.biccamera.com/bc/i/shop/shoplist/shop016.jsp



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