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加藤良子(かとう ながこ)

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加藤良子(かとう ながこ)
千葉県柏市のコワーキングスペースを拠点に活動しているママライター。街の紹介冊子や商店街マップ等を多数制作してきた。その経験とともに発達した触角(食覚?)をフルに動かして、「美味しいお店・素敵なお店」を探し当てるのが特技。最近は1人でも飲みに行けるようになっただけでは満足できず、「誰かを連れて行きたい!」という衝動のもとで足繁く夜の街に繰り出している。1日の3/4を柏で過ごしているのに「愛してるのはガンバ大阪」という謎の自称・飲み食い道楽女子。

Vol.23 新幹線に乗って行ってきました!大阪・千里丘のとっておきの店「鮨処 池上」

time 2018/12/17

Vol.23 新幹線に乗って行ってきました!大阪・千里丘のとっておきの店「鮨処 池上」

あっという間に年末ですね、早いですね~。12月第1週にはサッカーのサポーターたちは「良いお年を」などと言って2月のシーズン開幕までは冬ごもりすることになります。んん?ナンの話ですか?とお思いですよね。すみません。プロフィールに書いていますが、私は千葉県に住んでいるにもかかわらず、サッカーチームで応援しているのはガンバ大阪なんです。今回は大阪・吹田のパナソニックスタジアム吹田のホームゲームに参戦するために、大阪に行った観戦記…ではなく、もう一つの目的、「鮨処 池上」をご紹介します。

会員制!?知らないと入れない雰囲気漂う高級寿司処

私は次の日のガンバの試合のために、前日大阪入りしたのですが、11月末の連休なので東京駅も新大阪駅もとにかく人でいっぱい。JR京都線沿線にホテルを取って、千里丘から歩いてパナスタに行くつもりでもあったのですが、その日の目的は千里丘駅近くにある「鮨処 池上」。昨年、サポーター仲間に連れて行ってもらってものすごく気に入ってしまい、また今年も連れてって!ということで行ってまいりました。
img_2800■風情あるこけむした屋根など、まるで山や森の中のひっそりとした隠れ家のような佇まい

千里丘の駅から徒歩3分とは思えない雰囲気なのですが、思いきって引き戸を開けると、「いらっしゃい!」と元気な声で大将の池上秀里さんが迎えてくれます。

img_2802■樹齢300年の木曾ひのき白木の一枚板カウンターの奥には木製のネタ箱や木のお櫃。席はこのカウンターの7席のみで、1日2回転完全予約制

img_2809■電気を使わない氷室の冷蔵庫にも大将のこだわりが

カウンターに座ると、「何か苦手なものはありますか?」と聞かれます。ここ「鮨処 池上」のメニューは、季節の旬のネタのおまかせコース(12,000円~)のみ。ほぼ月替わりでネタが変わります。なので、まずはお客さんのNG食材を把握。さて、今日は何が出てくるでしょう?楽しみ!

img_2811■包丁を持っている時は真剣そのもの。でも、それ以外の時はとっても面白い大将

とにかく満足!!レアもの、初ものに出逢えるおまかせ幸せコース

さて、まずはお造りから…。今日は大きなボタン海老からです。「一口サイズに切りますか?それともガブリエルで?」もちろんガブリエルで!(笑)


img_2803■大きなボタン海老!!

img_2806■ガブリエルとは、手で持ってそのままガブっと食べること。あまーい!

img_2804■海老の脚など、身がほぐせない部分を焼いて醤油に漬け込んだ、海老醤油をつけて


img_2807■柔らかい明石の煮だこ。こんな太いの見たことない!


続けて天然のヒラメをすだちと柚子に「塩パラわさび」か、こぶ醤油で。
「おすすめは塩をぱらっとかけていただいてわさびをちょっとのせて食べる“塩パラわさび”。千里丘で大流行り~~!」と大将。ほとんどのお造りは、素材の味が際立つ塩パラわさびで食べたい感じです。

img_2812■赤貝のヒモと、北海道の本つぶ貝これはこぶ醤油で

光りモノ好きとしてはそろそろ来ますかね?
来ました!八戸のサバ。

img_2816■体高のあるいいサバですね

img_2817早く日本酒に行きたいところです。と言っている矢先にカニが出てきました!!
兵庫・柴山漁港から直送のセコガニ(松葉ガニの雌)です。外子身と絡めながらいただきます。
img_2826早く日本酒に…すかざず「カニ酒」が!カニの脚の先など、こちらも身を取り切れない部分を焼いて熱燗につけたものです。ぐいのみを持ち上げたところでカニの香りが…。

img_2827熱燗は身体があったまりますね。
img_2828お次は鱈の白子で宮崎のヘレス柑橘を使ったポン酢とかんずりで。
日本酒も注文しちゃいましょう!!

ここで、池上さんが見せてくれたのがカツオの半身。でも、いつも見ているカツオはもっと赤いような…。「これはヤイトガツオというんですよ。カマの下のあたりに点々があって、お灸をすえたみたいだからヤイトっていうみたいです」。同行者は昔、叱られる時に「ヤイトすえるでー」と言われたそうな…(笑)関西ではお灸のことヤイトって言うんですね。面白いなー。

img_2829これを藁焼きにします。カウンターの中でファイアー!!エンターテインメントですね。

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五島列島神経締めヤイトガツオの藁焼きステーキです。普通のカツオよりも脂乗りがよいので、口に入れると溶けちゃいます。

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握りに入る前に大将がこだわって選んだ器の数々をご覧ください。

ai4■こんぶとカワハギのエキスのスープで一呼吸ついて(左上)、アサリのお出汁とカキノダケの茶碗蒸し(右上)、信楽焼のぐいのみ(左下)、追加で注文した牡蠣ポン酢(右下)

ai3■日本酒は江戸切子や薩摩切子のグラスでいただきます

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■大阪・四条畷の作家さんの作品

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■まぐろの漬けを入れていたのが漆塗りの木のボウル。これ、すごくいい器!大将は器にもこわだっていて、「好きなものに囲まれて仕事をしたい」とのこと


お待たせしました!ここから握りに入りますよ

まずはカワハギ肝のせ、漬けまぐろときて、腹かみ一番大トロはアイルランドの天然もの、コハダ。ちなみに池上の鮨はコクのある赤酢で合わせたシャリです。(順番ですが、お酒入ってるのでちょっと定かでないです。すみません)
ai1合間に焼き物(淡路島のマナガツオ西京焼きが入ってます)。
そして私の大好きなイワシ「薄く塩を振り、握る瞬間にお酢でちょっと洗うと美味しさ倍増!」と大将。

img_2850大将、おもむろに高いところからなにやら白い粉を振りはじめました。塩に米粉を合わせたもの。雪のようです。


img_2871■「イカの時間でございました!」いろいろな時間があるみたいです。「楽しんでもらえることが僕の役割」と大将


img_2877■北海道の蝦夷バフンウニと注文しておかないと入手できない淡路島の紫ウニとイクラがのった「ちょっとどんぶり」

ai2■ホンガツオの漬け(左上)、津島の穴子のふわとろ穴子熊笹焼き(右上)、卵焼き(左下)、低温調理のあん肝奈良漬けのせ(右下)

本気でうまいものだけを出していれば、遠くからも千里丘まで来てもらえると思っている

すっかり食べてばかりでレポートできてなかったですね。では大将にインタビューです!「鮨処 池上」の成り立ちを教えてください。img_2854
「実家は小料理屋で僕が22歳の時に父が2号店として寿司屋を出店したんです。母と職人さんでやってたんですが1年で経営難になって、さてどうする?って、大学生の僕に振ってきたんです。いや、僕は皿洗いしかやってないから(笑)そこで、メニューを手巻きセット3種類だけにして、いわゆるお客さんが巻いて食べる巻物屋さんですね。僕は店が休みの日に北新地の名店「寿司処 多田」で皿洗いと仕込みに入らせてもらって、そこでいろいろといいものを勉強させてもらって、寿司も握れるようになりました。それから自分とこの店でも握り寿司をやるようになって、今度は1,500円のちょっとコース、2,000円の満足コース、2,800円の大満足コースの3種類。でも、材料は天然ものにこだわって、いいものをたくさん入れたんです。そしたらお客様がたくさん来てくださるようになって、なんとか寿司屋としてやってけるようになったので、2年前に店を改装して、ずっとやりたかったカウンターだけの店にしました」と大将。好きになって来てくださるお客様だけに来て欲しいので席数を減らして小さな店にしたのだとか
大将の趣味は食べ歩き。それも漁港めぐりが好きで、北は北海道の根室、網走など道東から日本海を周ったり、南は九州の漁港へ。現地でおいしいものを食べて、どんな魚がうまいのかを実際に見せてもらって勉強してきたのだとか。今の仕入れは市場以外はこうして周って歩いた漁港から直接送ってもらうことも多いそうです。
「漁港だけでなく、東京など他の地域に行って、フレンチとかジャンルの違う料理を食べたりして、よその店の味を覚えてくることも大事だと思うんで」。

勉強熱心な大将ですが、これから、「鮨処 池上」をどんな風にしていきたいですか?
「今来てくださっているお客様は近隣の方もいるし、千里丘が初めてという方もいます。外に『会員制』と貼っているのは実は御守りみたいなもので、フラっと入ってくる人にご遠慮いただきたいだけで、一見さんでも大丈夫なんですよ。ただ、予約はしていただきます。なぜかというと、ここを目指して来るというお客様に来て欲しいから。常連さんからのご縁で来てくれる方だけでなく、インターネットで調べて来てくれる方もいらっしゃいます。
北新地、京都、神戸とかおいしい店はたくさんあるけど、本気でうまいものを出してたら、千里丘まで来てくれるんじゃないかと思っています。とにかく、今、来てくださってるお客様を大事にしてたら必ず花は咲く。それが基本だと思ってます」。
生まれも育ちも千里丘の大将、基本はまず、千里丘の方々から愛されるようになって千里丘を盛り上げることだと力強く語ってくれました。


サッカーの試合の時に来ていますが、来年はもっと来たいなぁ。しかし、もしも息子を連れてきたらお腹いっぱい食べられたら大変なことになりそうなので、お好み焼きでも食べさせてから連れてこようかな(笑)


「鮨処 池上」 ex_01
住所:大阪府摂津市千里丘1-7-8  
電話番号:06-4861-0088 ※完全予約制
営業時間:
水~土曜18:00~23:15(18:00~20:30、20:45~23:15の2回転)
日曜・祝日17:30~23:00(17:30~20:00、20:15~22:45の2回転)
定休日:月・火曜
アクセス: JR京都線千里丘駅 徒歩3分
HP:http://sushi-ikegami.com/



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