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加藤良子(かとう ながこ)

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加藤良子(かとう ながこ)
千葉県柏市のコワーキングスペースを拠点に活動しているママライター。街の紹介冊子や商店街マップ等を多数制作してきた。その経験とともに発達した触角(食覚?)をフルに動かして、「美味しいお店・素敵なお店」を探し当てるのが特技。最近は1人でも飲みに行けるようになっただけでは満足できず、「誰かを連れて行きたい!」という衝動のもとで足繁く夜の街に繰り出している。1日の3/4を柏で過ごしているのに「愛してるのはガンバ大阪」という謎の自称・飲み食い道楽女子。

Vol.18 新鮮野菜の家庭料理を思う存分召し上がれ「農家レストラン『さんち家』」

time 2018/06/29

Vol.18 新鮮野菜の家庭料理を思う存分召し上がれ「農家レストラン『さんち家』」

地元で採れた新鮮な野菜をたくさん食べたい!最近、そんな衝動にかられるのですが、そういう時に行きたいのが農産物直売所。最近の野菜は見た目も味もさまざまなものが作られているので、買い物をしながら「どんな料理を作ろうかな?」と考えるのも楽しいものです。今回ご紹介するのは、そうした地場野菜を使った料理をビュッフェ形式で堪能できるレストラン「さんち家(さんちや)」をご紹介します。読んだ後、きっと野菜が食べたくなりますよ!

産直所直営レストランだから新鮮な野菜しか使わない!

本格的な夏が近づくと、ナスやキュウリ、トマト、枝豆などの野菜や、メロン、ブドウ、スイカなどみずみずしい果物が店先にたくさん並びますが、暑くなってくると、身体を冷やす作用があるという夏野菜を食べたくなるのは、やはり自然の流れなのかなと思ってしまいますね。そんなふうにモリモリ野菜を食べたい時は、農産物直売所で朝採り野菜をたくさん買うのですが、千葉県柏市にある「かしわで」もそうした地元生産者が育てた野菜を販売している産直所です。いつも新鮮な野菜を求めて多くの人で賑わっている「かしわで」ですが、今年6月に2周年を迎えた直営のレストラン「農家レストラン『さんち家』」が隣接していて、販売所と同じく地域の人気スポットとなっています。


s__mg_7486■ 農家の縁側を思わせる素朴な木造の店舗。赤い暖簾が目印

s__mg_7400■広々としたフロアは、土日となると家族やグループ客でいっぱいに

s__mg_7393■大きな窓の外にはのどかな風景が拡がっている

食べ終わった後にトータルでおいしかったという記憶が残る料理

「さんち家」が「農家レストラン」である由縁は、ここを切り盛りするスタッフのほとんどが地元の生産者とその奥様で、自分たちの作った野菜を使った料理がメインであるから。もちろん、ほとんどの食材が「かしわで」で売っているものになります。
そもそも農産物直売所がレストランをやろうというきっかけは、「地域生産者と地域住民のためになるものを作りたい」という染谷社長の想いからでした。それは直売所を作った時も同じでしたが、せっかく新鮮な野菜を買ってもらうなら、「生産者が野菜をどうやって調理しているのかとか、実はこんな食べ方がおいしいんですよ」、という提案をするには実際に食べてもらうのが一番だったからなのだとか。

s__mg_7396■食材として使っている季節の野菜がお出迎え!

「農家の家庭料理といっても、お客様にお出しするものですから、クオリティチェックはきちんとしています。家庭料理ではありますがお金をいただく限り、それを超えるものでないといけない。そして、気をつけているのは、食べ終わってからトータルで『おいしかった!もっと食べてみたい』と思っていただける味にすること。あとで、しょっぱかったな、甘かったな、辛かったなという感想が残らないようにしています」と店長の和田さん。立ち上げ当初から、メニュー開発などすべてスタッフ全員で取り組んできていますが、最初はまったくの素人だった調理スタッフをプロとして通用するように育成してきたのは和田さんでした。「私は裏方。最後の調整や困った時に助け船を出すだけ」と謙虚な姿勢でスタッフの皆さんを見守っています。

そして何より「さんち家」のすごいところは、ビュッフェで出している料理は閉店間際まで欠品のないように作っていること。「私たちに『ありません』という言葉はありえません。もし、お皿になくても、スタッフに声をかけていただければ必ずご用意します」という、お客様を第一に考えている経営方針が素晴らしいです。「隣からすぐに調達できるので食材がなくなることもないんですよ」と聞いてさらに納得。なるほど、それは産直所直営の良さですね。

s__mg_7479■「○○がなくなりましたー!」「はーい!今入ります!」など元気で気持ちの良い掛け声が飛び交う厨房。お互いの連携がとてもうまくいっている空気が伝わってくる

新鮮野菜を使った彩り豊かな料理は心からホッとする味

「さんち家」の料理は肉と魚など動物性の食材はいっさい使わず、タンパク質は豆腐や湯葉、麩などの植物由来の食材のみです。しかも、開店してから2年経ちますが、肉や魚を使ってほしいというクレームはほとんどないそうです。その満足度の高い料理の数々は、100種類以上の野菜をふんだんに使った約50品目 を常時用意。70分の食べ放題ビュッフェ形式で提供しています。(大人1400円、小学生900円、3歳以上500円 すべて税別)。

s__mg_7427■全部食べたらお腹いっぱい!?どれもおいしそう!

s__mg_7444s__mg_7432■一品一品、違った味のある器。盛り付けも美しい
s__mg_7446■毎月メニュー計画を建てているが、実際はその日に採れた野菜を使うため、毎日まったく同じものにはならない

s__mg_7469■不動の人気メニュー「季節野菜のグラタン」

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■サラダバーのドレッシングも手づくり

 

 

 

 

 

 

 

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■本日のデザートはメロン!2周年記念の特別メニュー

 

 

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■ドリンクコーナーも、毎日仕込んでいる甘酒やハーブティー、野菜ジュースなど、「さんち家」ならではの品揃え

 

 

家庭の食卓の延長線上にあるレストランという意識

「さんち家」の厨房を実際に統括管理しているのは、リーダーの長妻さんと濱嶋さん。スタッフ28名すべて女性という職場ですが、立ち上げ当初からメンバーがほぼ変わっていないということもすごいことです。スタッフ間のコミュニケーションがうまくいっているということであり、また、仕事そのものにもやりがいを持って働いていることがわかります。
「開店1年前から、メニュー作成などすべてスタッフ全員で考えて取り組んできました。自分たちの意見が反映されて、さらにレシピが和田さんによってブラッシュアップされていく。大変ですがとても楽しく、やりがいのある仕事です。この2年間でスタッフの調理技術も格段に上がりました」と濱嶋さん。「『さんち家』で働く前は生産者として『かしわで』に出入りしていました。
ちょっとお手伝いをするつもりだったのですが、今では農作業よりこっちがメインになってます」と話す様子はほんとに楽しそう。お客様から「レシピを教えて」と言われることも多く、また、子ども連れの方から「家では嫌いで食べなかった野菜なのに、ここで食べてから食べられるようになった」と言われて嬉しかったそうです。
「人気の定番メニューがあって、よく作り方を聞かれるのが『揚げゴボウ』です。スチームで柔らかくしてからお出汁に漬けて、それに粉をつけて揚げるという行程のもとに作っています。なので実はとても手が込んでいるので、ここに来て食べた方が楽でおいしいと思っていただけたりします(笑)」。おいしさの裏にはていねいな作業と食材を大切にする気持ちが盛り込まれているのですね。

s__mg_7512■「『さんち家』でいろんな料理を作ってお客様に喜んでいただくと、今度はいろんな野菜を作りたくなりますね」と濱嶋さん

「さんち家」が目指すのは感動してもらえる家庭料理

「さんち家」がただの野菜ビュッフェではないことがわかっていただけたでしょうか?
家庭料理+αが「さんち家」が目指すところの料理とのことですが、その絶妙なバランスを継続して作り上げることはとても大変だと思いました。

s__mg_7476■訪れる人は柏市内に限らず、近隣他県からも。静岡や仙台からのお客様もいたのだとか

s__mg_7477■いろいろな種類を少しずつ。手元の皿も美しく盛られていく

開店前は周辺に住むお客様が多いことを予想していたそうですが、ふたを開けてみると実は野田、松戸、我孫子などの近隣の街だけでなく、遠方他県から来る方もいるのだとか。また、「いつ来ても違うものが食べられる」と、友人と来て、次は家族で…と来店するリピーターも多いようです。でも、料理の味の良さはもちろんですが、スタッフさんたちが楽しそうにそして気持ちよく働いているのが、「ここにまた来たい」と思う理由になっているのではないかな?と私は思うのです。

土日は予約をして行った方が良いみたいですが、ねらい目は平日。野菜大好き女子のグループでワシワシとたくさん食べに来たいですね!あと、甘酒も飲みたい!!
帰りは「かしわで」で野菜を買って、気に入った料理をお家で再現してみるのも面白いですね。

 

農家レストラン「さんち家」s__mg_7493

住所:千葉県柏市高田100
TEL:04-7199-3364
営業時間:ビュッフェレストラン 11:00~15:00
スイーツ・ドリンク 9:30~16:00
定休日:水曜(祝日は営業)
アクセス:JR・東武野田線「柏駅」西口、東武バス「2番乗り場」から乗車 「八ツ原入口」下車 徒歩5分
HP:http://www.kasiwade.com/



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