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加藤良子(かとう ながこ)

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加藤良子(かとう ながこ)
千葉県柏市のコワーキングスペースを拠点に活動しているママライター。街の紹介冊子や商店街マップ等を多数制作してきた。その経験とともに発達した触角(食覚?)をフルに動かして、「美味しいお店・素敵なお店」を探し当てるのが特技。最近は1人でも飲みに行けるようになっただけでは満足できず、「誰かを連れて行きたい!」という衝動のもとで足繁く夜の街に繰り出している。1日の3/4を柏で過ごしているのに「愛してるのはガンバ大阪」という謎の自称・飲み食い道楽女子。

Vol.12 おいしい魚を食べたい人は行くべき!「魚まみれ眞吉 代々木八幡店」

time 2017/10/19

Vol.12 おいしい魚を食べたい人は行くべき!「魚まみれ眞吉 代々木八幡店」

仕事帰りの一杯は、気楽でなおかつ料理のクオリティが高い店がいい…そんなあなたに途中下車しても行っていただきたいお店をご紹介します。「魚まみれ眞吉」はとにかく“魚”と“日本酒”にこだわった、都内で4店舗を展開している居酒屋。今回はオープンしたばかりの代々木八幡店に行ってきました。

代々木公園隣接のリラックスできる街「代々木八幡」で“いつも飲み”


あっという間に秋の風が吹き、公園を散歩するにはぴったりな季節になりましたね。渋谷・原宿のすぐ近くにありながら、別世界のように自然あふれる代々木公園は、都会で生活する人のオアシスとして親しまれています。この代々木公園西門付近には千代田線「代々木公園」と小田急線「代々木八幡」の2つの駅がありますが、周辺には商店街があり、普段の生活の場としての落ち着きと、隠れ家的なベーカリーカフェやレストランなどが点在するおしゃれな雰囲気を持ち合わせた面白いスポットになっています。
この2駅の間にある「魚まみれ眞吉 代々木八幡店」は2017年8月にオープンしたばかりの新しい店。しかも地階で見つけにくい場所にもかかわらず、19時前後にはいっぱいになってしまうほどの人気です。

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s__mg_6394■ちょっとかがんで覗けば店内の様子が見える

s__mg_6371■ゆったりとしてくつろげるカウンター席。スタッフの仕事ぶりもよく見える

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s__mg_6367■店内は広々。1段高くなったL字カウンター8席と、テーブル30席

「この店舗、実は自分で店を開くつもりで探していたわけではなかった_mg_6459」と、オーナーであり、料理人でもある日紫喜智(ひしきさとし)さん。
「バングラディッシュ人の友人がカレー屋さんを出すなら、ここがいいかな?と勝手に探していたところなんです。縁あって自分が店を開くことになったわけですが、居抜きで引き継いでからあまり大幅には手を入れていません。内装にお金をかけるよりも料理の質を良くしたいので」。
日紫喜さんは都内の老舗居酒屋「魚真」で13年勤務。3店舗の店長から総店長、取締役まで務めた後、独立して2011年に原宿に「上総屋眞吉」を開店しました。その1年後に宮益坂「魚まみれ眞吉」、3年後には恵比寿店と、続々オープン。「どの店も結構わちゃわちゃしてるんですよ(笑)」という、気さくな雰囲気なのは、彼を見ていると納得します。

日紫喜さんのご実家が鮮魚店から始まり居酒屋を経営していたことから、小さなころから魚は身近な存在だったそうです。
「子どもの時はむしろ余った魚ばかり食べさせられて嫌いになってしまったんですよ。親父の車に乗れば魚臭いし(笑)なので、最初はホテルに就職してサービス業に就いたのですが、実家の居酒屋でカウンター越しの接客を見ていると、やっぱりこういう世界はいいなあと思い始めまして店を継ごうと思ったんです。でも、まずは外で修業しないと…ということで、いろいろ食べ歩きしていた中でも良かった店が『魚真』です。行った次の日即電話しまして、すぐに面接してもらいました」。自分の感覚を信じて即実行したことで、今の日紫喜さんがあるのですね。

「仕入れは控えめにしてください!」とスタッフにいわれる魚好き


「築地で魚を見ていると本当に楽しい!」と顔をほころばせる日紫喜さん。魚のことを語り出したら止まらないという彼が自ら築地に、4店舗分の食材を仕入に行っています。その時、旬の魚はもちろんですが、希少な魚に出会ったらついつい仕入れてしまうとのこと。大きな魚だったり、量が多いために躊躇してしまうものも、4店舗で共有すればロスも少なく、思い切って買えるのが複数店舗経営のいいところだと語ります。

s__mg_6402■名札は「魚」に「愛」と書いて「さとし」と読む!?

「いい魚があると買いすぎちゃったりするので、スタッフから『控えめにしてください!』といわれちゃうんです(笑)実は魚好きが高じて『日本さかな検定』の1級を取得しました。スタッフも全員検定を受けています。お出しする魚についてご説明できるのはもちろんですが、カウンターでお客様とお話しするきっかけにもなりますし、それで楽しんでいただければ」と日紫喜さん。好きな魚の話は尽きません。カウンターにいらした常連さんもお造りの内容について一つひとつ説明を受けていましたが、そうした会話の中で、その方の好みや食事制限などに合わせてカスタマイズしてくれるのも喜ばれていました。

料理を思い浮かべながら器を選ぶ至福の時間


「魚まみれ」で使う器は基本的には料理ありきで選んでいます。こしらえる料理を思い浮かべながら、さまざまなところから購入していますが、器選びをするのも趣味のようなもので、選んでいるのも楽しい時間なのだとか。
器といえば、特にこの代々木八幡店は2人前からお造りが船盛りになります。子どものころに船盛りを見て、とても気分が上がったことから、いつか少人数でも船盛りでお出ししたいと日紫喜さんはずっと思っていました。今回、納得のいく船盛りの器に出会えたため購入したのだそうですが、船盛りというと大人数でしか見かけないので、初めてのお客様はきっと驚かれますよね。


s__mg_6436■「お造り(2人前)」この日は愛知の活〆マゴチ、淡路島のしめ鯖、北海道のボタン海老、長崎のスミイカ、松輪のクロムツ、北海道のブリ、カナダの本マグロ、北海道のヒラメ。「船尾の舵が動くんですよ、これ!」と少年のように説明してくれた

s__mg_6408■「金目鯛カブト煮付」こっくりと煮付けた金目鯛のお頭は魚好きにはたまらない一品

s__mg_6429■「蓮根まんじゅうと白身魚あげだし」この日の白身魚はサワラ。春が旬と思われているサワラだが、北で獲れるものは夏~秋でもおいしい。「あたたかいお椀でホッと一息して、うちの出汁を味わっていただきたい」という想いから定番のメニューとなっている

s__mg_6467■〆にはカブト煮の汁を使った卵かけご飯を。日紫喜さんが修行中にこっそりと作って食べていたもので、いつかメニューにしたいと思っていたという、いわゆるまかない飯だ

お馴染みのスタッフとともに地元の人に愛される店として


現在、4店舗を展開している「魚まみれ眞吉」ですが、今後も新しい店舗を開く予定はあるのでしょうか?
「スタッフの中から店長にしたい人間が出てくればあるかもしれません。現在の店長は基本的に異動させません。その場所に根付いた店にしていきたいからです。店って、食べにくるだけじゃなくて、そこにいる人に会いに来るのも楽しみじゃないですか?近隣でお勤めのお客様も多いですが、うちの店はわりと地元の方が来てくださって、ずっと可愛がっていただいています」。
この日お隣にいらした常連さんも地元の方で「いままでこの辺りには和食の居酒屋さんがなかったんです。魚もお酒も好きなので開店してすぐに入ってからもう何度も来ていますが、おいしいし、こうしていろいろお話できるのも楽しい」とすっかりお気に入りに。この時も好きな酒器を選んで日本酒を愉しんでおられました。

s__mg_6473■日本酒は限定ものや季節ものなど、通好みのセレクト。お猪口は好きなものを選べるのが楽しい

女性が1人で来店することも多いようですが、それはやはりカウンターがあるから。それだけでなく、スタッフとのコミュニケーションも楽しいからでしょう。料理も1人の場合は1人分に調整してもらえるので、少しずついくつもの種類をいただけます。

「魚まみれ」には誰を連れて来ましょうか?魚好きの友だちと検定問題集を解きながらカウンターで一杯飲むのもいいですね。そうそう、代々木八幡店は渋谷や原宿の人ごみが苦手な人に教えてあげたいけれど、宮益坂や恵比寿のお店にも行ってみたくなりました!

 

「魚まみれ眞吉 代々木八幡店」s__mg_6382

住所:東京都渋谷区富ヶ谷1-2-13 高松DCビル地下1階A号室
TEL:03-6804-9220
営業時間:17:00~24:00(L.O.23:00、ドリンクL.O.23:30)
定休日:なし
アクセス:東京メトロ千代田線「代々木公園」駅 ・小田急小田原線「代々木八幡」駅より徒歩1分
HP:http://www.shinkichisan.com/



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